じゅし 樹脂

■じゅし 樹脂 〈ヘ〉ゼフェス.

出2:3に出てくる樹脂は,パピルスつまりかみがやつりで編んだかごに水が浸入しないように塗ったものであり,松やにであると思われる.

まつはPinus属,日本産のものは,二針葉ではあかまつ,くろまつ,五針葉ではちょうせんごよう,ひめこまつ,はいまつである.

今日では日本にも相当数の外国種が入ってきている.

全世界には300種を越えるまつの種類があって,各地域に特有の種類があり,用材または薪炭材,さらにはパルプ資源として高い利用度を持っているが,同時にまた樹脂の採取も各地で行われている.

樹皮に刻み目を入れる方法はよく知られているが,そうして得た樹脂からは,テレビン油,松やに,タールを製造し,テレビン油からは塗料,溶剤その他,松やにからは,石鹸,ニス,その他多くのものが作られる.

しかし,大昔のことであるから,かごのすきまに塗って水が漏らないようにするために,松やにのままこれを軟化して塗布したのであろう.