■しんらい 信頼
「信頼する,より頼む」と訳される原語はいくつかあるが,旧約聖書では〈ヘ〉バータフが,おもに神への信頼に用いられている(詩21:7,33:21,箴29:25).
ヒゼキヤ王は,主へのこの信頼のゆえに,主から離れることなく,命令を守り,偶像を除き,国家存亡の危機をも乗り越えることができた(Ⅱ列18:4‐6,19章).
神への信頼は祝福,人への信頼はのろい(エレ17:5,7)のように,神以外のものへの信頼は否定される.
たとえば偶像(詩135:18,イザ42:17),財産(詩49:6,箴11:28),人(詩41:9,箴31:11,ミカ7:5),伏兵(士20:36),サマリヤの山(アモ6:1)等に対する信頼である.
新約聖書でも,神やみことばへの信頼が重要であるが(マタ27:43,Ⅱコリ1:9,テト1:9,3:8),人への信頼については,主にある者への信頼が肯定されている(Ⅱコリ7:4,8:22).
「信頼」と訳されている〈ギ〉ペイソー,ピストス,パレーシアは,信用,信仰,確信などと訳されることが多い.