ナダブ

■ナダブ (〈ヘ〉nadab) 

「(神)は寛容である」という意味.

1.アロンとアミナダブの娘エリシェバの間に生れた長男(出6:23,民3:2).

常に兄弟アビフと共に記されている.

彼は,70人の長老,モーセ,アロン,アビフと共に神の山シナイに上って,神を見た(出24:1,9).

父と兄弟共々祭司の務めをしていた(出28:1).

しかし,アビフと共に主の前に「異なった火」をささげたために死んだ(レビ10:1‐2,民3:4,26:61).

彼には子がなかった.

2.ユダ部族エラフメエルの子孫(Ⅰ歴2:28,30).

3.エイエルとマアカの間に生れたベニヤミン人で,サウル王の父キシュの弟(Ⅰ歴8:30,9:36).

4.北王国イスラエルの王ヤロブアム1世の子で父の死後2年間(前909‐908年頃)王位にあった(Ⅰ列14:20,15:25).

しかし,実際は,南王国ユダの王アサの第2年に王位につき,同じくアサの第3年に(Ⅰ列15:28)バシャによって暗殺されたから,2年足らずの王位であった.

彼はペリシテ人のギベトンを攻略中,バシャによって殺され,彼の全家も預言通り殺された(Ⅰ列15:29).