シュネム

■シュネム (〈ヘ〉sunem) 

イッサカル部族に割り当てられた相続地であり(ヨシ19:18),肥沃なエスドラエロン平原にあった.

エジプト新王国時代以降パロはパレスチナに遠征したが,貢物と通商路を確保する駐留軍への物資補給の義務以外は負わされず,カナン人諸都市国家は自立を享受していたと考えられる.

イズレエルの谷にあるカナン人の町にシュネムも加えられている.

前14世紀初頭,シェケムの王Labayuはその勢力を拡張し,北はイズレエルの谷に侵攻してシュネムを破壊した(テル・エル・アマルナ文書250).

その後重要性が失われ,メギドの王によって農耕作業が続けられた.

イスラエル時代に入ってからは,シュネムで,ペリシテ人がサウルに対して布陣し(Ⅰサム28:4),ダビデの晩年にはシュネム人アビシャグが仕えた(Ⅰ列1:3).

預言者エリシャはシュネムに滞在した(Ⅱ列4:8以下).

シュネムはギルボア山の向かい側,モレの丘の南西山麓にある現在のソレムと同定される.